2018年現在、世界中で幅広い層に大流行している通称「バトルロイヤル系」と呼ばれるゲームのジャンルがあります。
それは名前の通り100人規模のプレイヤーが無人島に裸ひとつで落とされ、行動できる範囲が徐々に狭くなっていく状況の中、サバイバルをしながら最後の1人になるまで生き残るという内容のゲームジャンルです。
日本では2000年前後にその過激な内容が”問題作”として話題になった、小説または映画の「バトル・ロワイヤル」に強くインスパイアされている、3人称または1人称視点(TPS・FPS)のサバイバル・シューティングゲーム。それを総称して「バトルロイヤルゲーム」と呼ばれています。
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バトルロイヤル系ゲームの系譜
PCゲーム繁栄期からの長い歴史があるFPS(ファーストパーソン・シューティング)またはTPS(サードパーソン・シューティング)というジャンルがあります。画面中央に照準、使っている銃器とそれを持つ手だけが表示されるのがFPS、照準に加えキャラクターの上半身または全身が画面に表示されるのがTPSです。
プレイヤーはキーボードやコントローラーを使って前後左右にキャラクターを動かし、照準を狙って弾を発射します。
有名どころでは1993年に発売された「DOOM」というゲームが、後のFPSジャンルを確立させ基礎になったシューターゲームとして名が高いです。
現代では「Call of Duty(コールオブデューティー)」や「Battlefield(バトルフィールド)」シリーズなどが有名ですが、バトルロイヤル系ゲームというジャンルはそれらのFPS・TPSゲームから派生形の1ジャンルとして確立しつつあります。
今やPCだけでなくスマホやプレイステーション4等のコンシューマ機でも気軽に楽しめるゲームとして、それこそ小学生から女性のユーザーまでも取り込んで大流行しているこのバトルロイヤルゲームですが、今回はそのバトロワ系ゲームの中から近年、特に流行している
- PUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS)
- 荒野行動(KNIVES OUT)
これら3つのゲームの特徴を確認しながら、バトルロイヤルジャンルの意外と長い歴史を追いかけていきたいと思います。
はじまりはマニアックなリアル系戦争PCゲームのModとして
PCゲームには、ユーザーが自由に新しい機能を製作・追加・カスタマイズできる通称Mod(モッド)と呼ばれる機能があります。プレイステーションなどのコンシューマ機とは違い、ゲームシステムのコア部分までカスタマイズできることで、大規模なものでは元のゲームが何か分からないぐらいまで自由に改変できるゲームもあります。
もともとModで製作されたゲームが全く別の単体ゲームとしてリリースされた有名なものに、Half-Lifeを元に作られたCounter Strike シリーズなどがあります。
そのような自由なカスタム性が、バトルロイヤルジャンルを生み出した要因であり、PCゲームを現在まで盛り上がらせ、発展させることができた一因にもなっています。
ユーザーに注目され始めたバトルロイヤル系ゲームのはじまりとしては、2009年にリリースされたARMA2(アルマ2)という軍事シミュレーションFPSの大規模Mod「DayZ」をさらに拡張したゲームとして、2013年にアイルランドのPLAYERUNKNOWN(プレイヤーアンノーン)氏が制作した「ARMA2:DayZ Battle Royale Mod」が後の「PUBG」の元になり、その新しいゲーム性がユーザー間で話題になり始めました。
その後、PLAYERUNKNOWN氏は各社からスカウトされながら開発を続け、最終的に韓国のBluehole Ginno GamesからSteamでの早期アクセス版でのプレイが可能な「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)」を2017年3月にリリースしました。(正式版は同年12月21日にリリース)
日本でスマホ版PUBGの配信開始
PCで爆発的な人気になったPUBGは、その後Xbox one版も続けてリリースされ、
さらにその後、2018年5月に日本でiOS版・Android版の「PUBG Mobile」の配信も開始しています。
プラットフォームをスマホにも広げることによって、これまである程度高スペックなゲーミング用パソコンが必要であった環境から、子供・女性でも気軽にシューター系のゲームを楽しめるようになり、さらにユーザー数が増加しています。
もともとコアでマニアックなユーザーが多い印象だったFPS・TPSのジャンルも一般層に広く知れ渡るようになった印象です。今後出てくるであろう新しいシューター系ジャンルに与える影響は大きく、FPS・TPSジャンルが今後もっとメジャーになっていくことを期待しています。
類似したバトルロイヤル系ゲームの出現
話が少し逸れましたが、そのような流れで「PUBG」があまりにも人気になったため、その後はPUBGと類似した「バトルロイヤル系」ゲームの配信が、特にスマホゲームで増加することになります。
代表的なバトルロイヤルゲームとしては、
などがあります(↑それぞれクリックで公式サイトへジャンプします)。どのゲームも独自のアレンジやシステムが導入され、ある程度住み分けはされている印象です。
特にフォートナイトの建築システムはそれ自体で色々遊ぶプレイヤーもいたりと、単なるバトルロイヤル要素だけでなく、クリエイティブな要素も追加されており面白いです。
↓このような感じです(YouTubeリンク)
関連商品のご紹介
スマホ版のバトルロイヤルゲームはそのユーザー数の大幅な増加の一方で、ゲーム自体はスマートフォンでの操作という特徴から、初心者はなかなか操作に慣れるまで時間がかかります。
ただ、コントロール部分(ボタンの配置)はゲーム内で自由に変更することができます。
そこで、スマートフォンに直接取り付け、コンシューマ機のコントローラーのような操作感が可能な補助デバイスが各社から販売されています。
弊社で取り扱っている、「PUBG Mobile」「荒野行動」「Fortnite」(スマホ版)に対応した取り付け型のコントローラーのご紹介です。