昨今、スマホやガジェット、IoT機器からWi-Fi接続やBluetooth接続を常に行う機会が増えてきました。
そんな中、通信の接続が繋がりにくくなったり、低速になってしまうことがたまにあります。
今回は、そのようなWi-Fi通信やBluetooth接続の通信を妨げる要因をいくつか挙げてみました。
以下の項目をチェックすることで、回線速度を劇的に改善することがあります。
目次(タイトルクリックでジャンプします)
そもそも、Wi-Fi / Bluetooth通信って?
まずWi-Fiには2.4GHz・5GHz・60GHzの周波数帯域(電波の通り道のようなもの)があり、この中でも2.4GHz帯に関しては、Wi-FiだけではなくBluetoothや電子レンジのような家電にも使用されている周波数帯域になり、同じ周波数を使う機器を複数使用していると電波干渉が起こる可能性が高くなってしまいます。
2.4GHz帯が幅広く使われている背景には、5GHzなどの帯域に比べ遠くまで電波が届き、障害物に強いという特徴があります。
一方、5GHzは帯域のチャンネル数が多く、他の電波と干渉しにくい特徴があります。そのかわり電波が届く距離が短く、障害物に弱い特徴があります。
通信を妨げる要因
実際にWi-FiやBluetooth通信を妨げる要因としては、たとえばAppleの公式サイトでも説明がある通り、下記のように様々なものがあります。
- 電子レンジ
- ワイヤレススピーカー
- DSS (Direct Satellite Service)
- 特定の外部モニタおよび LCD ディスプレイ
- 電源
- シールドケーブル
- 2.4 GHz または 5 GHz 帯を利用する電話機
- ワイヤレス (RF) ビデオトランスミッター
- その他のワイヤレスデバイス
電子レンジは主に2.4GHz帯を、ワイヤレススピーカーに関しては2.4GHz帯や5GHz帯を使用するものがあり、周辺で複数の無線LAN機器を使用する場合は電波干渉に注意が必要です。
また一部の外部モニタやLCDディスプレイが2.4GHz帯を使用する
ものがありますが、詳細設定で帯域を5GHzに変更する機能が付いているものもあります。
その他詳しくは上記のApple公式サイトを御覧ください。
材質による物理的な障害
また、これは主にWi-Fi契約時などに業者から確認をされる場合もありますが、家庭内でWi-Fi通信などを使用する場合、住んでいる建築物の材質によっても、電波干渉の原因になる可能性があります。
障壁の種類 / 干渉の可能性
・木材 / 低い
・合成物質 / 低い
・ガラス / 低い
・水 / 中
・煉瓦 / 中
・大理石 / 中
・土壁 / 高い
・コンクリート / 高い
・防弾ガラス / 高い
・金属 / 非常に高い
こちらの内容もAppleの公式サイトに掲載されています。
まとめ
使っている機器のWi-Fi / Bluetooth接続が不安定な場合は、機器の故障を疑うのではなくまず周辺にこのような電波干渉の原因がないか調べることが大切です。意外なところに干渉の原因がある場合があります。