2018年あたりから日本で大きな自然災害、主に洪水や高潮による自宅への浸水被害が増加しています。地球規模の気候の変動により、これから毎年大きな自然災害が発生する恐れがあると言われています。
今回はそんなもしもの時に役立つ、家庭で保管してもかさばらない土要らずの吸水土嚢(どのう)をご紹介します。
目次(タイトルクリックでジャンプします)
水だけで膨らむ吸水土嚢
吸水土のうは大規模な自然災害(洪水などによる浸水)から自宅を守る、非常時の対策グッズです。ゲリラ豪雨や台風、地震による津波などの自然災害、異常気象はいきなりやってきます。
日頃から最悪の事態を想定し準備や備えが必要です。
製品情報
サイズ(吸水前) | 約40cm×約60cm |
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重量(吸水前) | 約400g |
吸水後の重量 | 約15kg〜20kg(3〜5分の浸水目安) |
使用方法
土のうを水槽などに溜まった水に、平らに広げ浸すと、約3分〜5分で膨らみます。
※海水ではご使用いただけませんのでご注意ください。
2018年は過去平均の3倍の災害数
下記グラフから見て分かるように、2018年は土砂災害・水害の発生件数が過去平均の3倍発生したという結果になっています。
この数字は地球規模の環境変化によりこれからも毎年増加していく可能性があることが予想されています。
吸水土のうでできる浸水・流入対策事例
いざとなった時に吸水土嚢を入手する、では手遅れです。常日頃からご自宅周りの地形(自然環境や海抜の高さなど)を、行政が発行している災害予想マップなどで把握し、主に浸水災害時の対策として吸水土のうをストックしておくことは非常に有効です。
- ・自宅の浸水対策に
- ・建物への流入対策に
- ・地下室への流入対策に
- ・車庫など周辺施設への流入対策に
Q&A
- Q.土いらずって本当?
- A.本当です。本製品は水を吸収すると膨らむため、袋に土を入れる必要はございません。
- Q.再利用はできますか?
- A.水を吸水し膨らんだ土のうは、天候の良い日に外で乾かすことで縮みますが、
膨らませる前のサイズには戻りません。また、再度膨らませても1回目ほどまでに膨らまないため、再利用は基本的におすすめしておりません。あくまでも使い捨ての商品としてお考え下さい。
- Q.処分はできますか?
- A.十分に乾かして縮ませた場合は可燃ごみとして廃棄が可能です。ご不明点やご不安がありましたら各自治体までお問い合わせ下さい。
- Q.見た目が粗雑ですが大丈夫ですか?
- A.見た目がきれいな他の吸水土嚢に比べると、本製品は若干粗雑に見えます。しかし、縫合がほどけたり、袋に穴が開くなど使用するうえで支障をきたすような不具合はございません。土のうとしての機能は十分に果たします。
- Q.水に浮きませんか?
- A.水に浸かってしまうと浮くことがあります。想定される水位よりも高く積み上げるように使用して下さい。土の土のうでも積み上げた高さを超えると水は浸水しますので、どちらを浸かっても積むべき高さは同じです。